SNSで投資家として派手な生活ぶりを投稿していた男が18日、悪質な点検商法の疑いで逮捕されました。
男の自宅は高級住宅街として知られる兵庫・芦屋市。
SNSで派手な生活ぶりを披露していました。
高級車に絵画と羽振りのいい生活の裏に男の別の一面がありました。
18日、容疑者として逮捕された投資家の斎藤大器容疑者(33)が手を染めていたと疑われるのが、いわゆる“点検商法”。
2024年にすでに逮捕・起訴されているリフォーム会社社長の西村元貴被告(27)らと共謀し、京都府などに住む男女3人に対し屋根の修繕工事の契約を結びました。
その際、クーリングオフできることを故意に伝えなかった上、必要な契約書面を交付しなかった疑いが持たれています。
派手な暮らしをSNSでアピールする投資家と屋根の修繕工事。
一体、どのようなつながりがあるのでしょうか。
斎藤容疑者は西村被告が経営するリフォーム会社の実質的なオーナーだったのです。
自身に履歴書を送れば大金を稼げると宣伝。
憧れを持って斎藤容疑者にメッセージを送ってきた若者に、仕事先として西村被告のリフォーム会社をあっせんする役目も担っていました。
会社の営業マニュアルには「屋根の鉄板が外れかけてるんですけど気づいてないですか?」「非常に危険な状態ですよ」などと書かれていました。
あっせんされた若者は、このマニュアルに沿って言葉巧みに高齢者などの不安をあおり、工事の契約を結ぶ点検商法の手口を繰り返していたとみられます。
警察は、斎藤容疑者がSNSで実行役を集めて犯罪行為を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」のトップとみて実態を調べています。
FNNプライムオンライン
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