インフルエンザが流行する中、愛知県江南市のクリニックでも、発熱や悪寒の症状を訴える患者が…検査は、綿棒を使って鼻の粘膜を採取して判定する方法が一般的ですが、このクリニックでは小型カメラを使って判定します。
「喉の写真で、インフルエンザかどうか判定する。声出してね『あ~』」小型カメラで“喉の奥”を撮影し、医師がその画像と問診情報などを基に、AIの補助を経て、患者に陽性か陰性かを伝えています。
検査は保険適用され、AIは1万人以上の患者の、喉の画像(=50万枚以上のデータ)を基に開発されたと言います。患者の痛みも少なく、AIによる判定の時間は数秒~十数秒。発症後、すぐに検査できるのが特徴です。検査を受けた人は…
「前は鼻に入れて、鼻血とか出ていたけど…」
(子ども 10歳)「いつもより楽になった」
(母親)「いつも鼻の検査は嫌がるので、簡単に検査してもらえてよかった」
(子ども 11歳)「前は鼻に入れて、鼻血とかが出ていたけど、それがないから簡単になった」
このクリニックが開院したのは去年11月。AIを活用した検査を導入した理由は?(たきこどもとアレルギーのクリニック 滝大樹院長)
「苦痛が少ないということと。特に対象年齢は6歳以上なんですが、小学生の子どもを中心に検査の内容を伝えると、喜ばれることが多い」
また、患者の待ち時間の短縮にもつながっているということです。この検査の対象疾患は、現在はインフルエンザだけということですが…(滝大樹院長)
「いまは対象疾患がインフルエンザのみで、コロナをはじめとするほかの感染症にも適応が広がっていくと、より患者さんにとっても利便性が高まると期待している」
インフルエンザの検査方法が進化していますが、手洗いうがいなどを徹底し、感染症予防を心がけましょう。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1678029