やっぱり気になる「お金」のこと。景気は。物価は。賃上げは…。どうなるのか、専門家に聞きます。
■どうなる?2025年の景気・賃上げ
6日午後1時ごろの神田明神はものすごい人です。参道を埋め尽くすほどのにぎわいです。
神社で手を合わせ、願うのは…。
医療関係(60代)
「我々はベンチャー企業で飛躍の一年にしようと。大成功してから皆エンジョイをする」
教育関係(30代)
「給料が上がったら美容が好きなので韓国に行きたいです」
「(Q.どのくらいの頻度で行きたい?)四半期に1回行きたい」
5歳
「(Q.お年玉はもらえた?)3万2000円」
「(Q.何に使う?)自分が買いたいもの」
今年の株価・物価・賃金はどうなるのでしょうか。
教育関係(50代)
「年末、買い物をしていて物価が高いのがすごく気になって…」
「(Q.お正月どんなものが高いと感じた?)特に葉物野菜ですよね。白菜とか本当に高いなと思いました」
2025年、物価は上がるのか下がるのか。第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱さんは…。
第一生命経済研究所 永濱利廣首席エコノミスト
「物価は未来永劫(えいごう)下がることはない。上昇ペースは前半が早く後半は伸びが鈍化する」
永濱さんによると、前半は天候不順による食品の値上がりや、電気・ガスの負担軽減が3月に終わることなどから物価はどんどん上昇。しかし、後半は買い控えから、そのペースが鈍化すると予測。
次に株価。巳(み)年は辰巳天井(たつみてんじょう)。株価が上昇するといわれる年です。
永濱利廣研究員
「まさにトランプ政権の経済政策次第だと思う。追加関税をやろうとしている。これが早めに行われることになれば結構、株式市場にネガティブに効く。それをやると世界経済が悪くなり、今より円高が進みやすくなる。円高が進んで少し物価上昇が軽減されるという意味では、庶民の生活的には今年に限れば若干プラスになるかと」
■「給料は上がる」専門家予測
特に明るい要素は「賃金」。
永濱利廣研究員
「仮に今年追加関税で世界経済が悪くなったとしても、今年のお給料は今年の春闘で決まるので去年の春闘並みに賃上げが進む」
サービス業経営(30代)
「物価もどんどん上がっていくなかで、皆の待遇を良くしていかないと」
従業員(30代)
「(Q.今の社長の言葉はどう?)ぜひお願いします。今月が査定なので」
サービス業経営(30代)
「そうなんだった」
従業員(30代)
「家を買おうとしているので土地の値段が気になる」
さて、賃金はどれほど上がるのでしょうか。
永濱利廣首席エコノミスト
「おそらく(賃金の)伸び率はそんなに変わらない。前半は引き続き賃金上昇を上回る物価上昇になってしまうけど、後半になると徐々に物価上昇が賃金上昇を下回ってくる。すなわち実質賃金がプラスになる」
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