23日、大阪市立の多くの小学校で2学期の終業式が行われました。子どもたちは冬休みとなり、クリスマスや年末年始の帰省などのイベントも増えてきますが、全国でインフルエンザの患者数が増加しており、感染対策にも気を使う必要がありそうです。
今年も残すところあと9日。大阪市平野区の加美南部小学校では、2学期の終業式が行われました。
大阪市立加美南部小学校・安田信彦 校長
「目標を持って新たな年を迎えましょう」
子どもたちは教室で通知表を受け取ると、2学期を振り返りながら来月8日まで続く冬休みの計画に胸を弾ませていました。
「キッザニアにいくの楽しみ」
「クリスマスマーケットとか」
この冬はスキーなど雪のレジャーも楽しめそうです。兵庫県養父市にあるハチ高原スキー場。21日、4年ぶりに自然の雪でオープンしました。今週末には再び強い寒波が襲来する予想で、この冬の雪の量は平年並みか多い予想だということです。
スキー客
「去年は雪がなくて、ご飯だけ食べに来たんですけど、(今年は)すごい雪で、とても気持ちいい雪でびっくりしてます」
寒さが強まる一方で、心配なのが…
藤戸病院・藤戸敬士 院長
「頑張れ。頑張った!むちゃくちゃ頑張った!」
子ども
「(泣)えへ~」
インフルエンザの流行です。関西では患者数が前の週に比べて倍以上に増え、「注意報」レベルを超えました。
23日、東大阪市にある小児科の病院。
藤戸病院・藤戸敬士 院長
「しんどいな。目がとろんとしてる。かわいそうにな」
(鼻に検査キットを挿入)「頑張れ。頑張った!むちゃくちゃ頑張った!」
子ども
「(泣)えへ~」
藤戸病院・藤戸敬士 院長
「見事に出てしまいました。インフルエンザA型にラインが出てますね」
インフルエンザの患者が急増しているといいます。
5歳の娘がインフルエンザ陽性となった母親
「日曜日の朝からなので2日目ですかね。薬飲んでも、もう38度から(熱が)下がらないぐらいで」
(Q:幼稚園で流行っていた?)
「そうですね、20人近く。ほかのクラスにも いてる感じでした」
厚生労働省によると、12月9日から15日までの一週間に、大阪の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は、1医療機関あたり21.79人で、前の週の10.05人の2倍以上に増加しました。流行の「注意報」レベルを超える中―
藤戸病院・藤戸敬士 院長
「今年の年末年始は非常に長いですよね。29日から来月5日までお休みに入る医療機関が多くて、その前に検査をしておくかどうか。インフルエンザとコロナの迅速検査(キット)は、コロナ禍において、そうしたものが売り出されるようになりましたので、(自宅などで)検査をしていただけるとありがたい」
クリスマスや実家への帰省など、イベントも多い年末年始。厚労省は手洗いやマスクの着用など、基本的な感染対策への協力を呼びかけています。
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