去年12月に発生したアメリカ兵による少女暴行事件に抗議する県民大会が22日、沖縄市で開かれ、参加者が女性の尊厳が守られる安心な暮らしの実現を求めました。
女性団体を中心に160を超える団体が賛同して開かれた県民大会には主催者発表で2500人あまりが参加しました。
▽県民大会実行委員会 伊良波純子共同代表:
「常套句となった綱紀粛正、疑問の残る通報制度の見直しなど、通り一遍の対応は女性の尊厳を踏みにじり県民を愚弄するものです」
大会では玉城知事や若者の代表も登壇し、事件に強く抗議しました。
▽大学生中塚静樹さん:
「沖縄県民の人権というのはこんなにも軽いものなのか、日米の安全保障は沖縄の犠牲のもとに成り立っているのか、だとしたらそんなものは安全保障とは言わない」
大会では日米両政府に対し、被害者への謝罪や補償、日米地位協定の改定などを求める決議が採択されました。