南米ペルーの熱帯雨林で27種類もの新種の生物が発見されました。一度の探検で哺乳類を含む、これほど多くの新種が発見されるのは「驚異的だ」ということです。
ロイター通信などによりますと、科学者や専門家らがペルーの熱帯雨林「アルトマヨ」を探検したところ、38日間で27種類もの新種の生物を発見したということです。
探検は2022年の夏に実施され、環境保全活動などを行う「コンサベーション・インターナショナル」が12月19日に新種の発見などを報告しました。
新種は4種類の哺乳類と8種類の魚、3種類の両生類、10種類のチョウなどです。さらに48種類の新種の可能性がある生物も発見されたとしています。
コンサベーション・インターナショナルのトロンド・ラーセン氏は「新種の哺乳類を1種類、発見するだけでも特別なことだが、これほど多くの新種の脊椎(せきつい)動物を発見するのは驚異的だ」と話しました。
今回の探検では先住民が珍しい生物がいる場所へ案内してくれたということです。
ラーセン氏のお気に入りは「ブロブヘッドフィッシュ」という頭がブヨブヨしたナマズの一種で、「頭の先にある脂肪の塊のような突起が何のためにあるかは全くの謎だ」としています。