北海道の夜空に緑色の輝きを放つ物体の目撃情報多数　正体は「火球」流れ星の中でも特に明るくレア度“高”

５日未明、北海道の道東などで夜空に緑色の輝きを放つ物体が確認されました。専門家は流れ星の中でも特に明るい「火球」だと話しています。

画面右上から海の方に向かって夜空を落下していく物体。緑色のまばゆい光を放っています。
午前１時９分、北見市常呂町に設置されたライブカメラが捉えた映像です。
こちらは十勝の士幌町。同じ時間帯に撮影された物体で緑色の光の後ろに赤い光が出ているようにも見えます。帯広市内を走る車のドライブレコーダーにも捉えられています。紋別市や根室市などに設置されたＨＴＢの情報カメラでは物体の通過後数秒間、空が明るくなる様子が捉えられていました。
専門家はこの物体は流れ星の一種で、宇宙空間に漂うちりなどが大気圏に突入して光を放つ「火球」だと話します。

札幌市青少年科学館天文係　奥塚哲史さん）
「流れ星自体はいっぱいあるが、「火球」と呼ばれるレベルまで明るく見えるのは結構珍しい。頻度としては数年に一度ぐらい。ちょうど午前１時ごろが、ふたご座が東の上空にあって、流れてくる方向的にふたご座の一部の可能性がある」。

流れ星の中でも特に明るくレア度の高い「火球」。専門家によりますとこれからふたご座流星群の活動時期になることから普段よりも流れ星を見られるチャンスは増えるということです。

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