恵庭の牧場裁判 原告が当時の劣悪な生活環境語る

恵庭の牧場裁判 原告が当時の劣悪な生活環境語る

恵庭の牧場に住み込みで働いていた知的障害者3人が、亡くなった牧場主の家族などを相手取り、損害賠償を求めている裁判が札幌地裁で続いています。

公の場に出ることを決めた原告に話を聞きました。
佐藤さん(60代・仮名)は裁判開始から1年が経ち、取材に顔を出して応じることを決めました。

佐藤さんはおととしまで約20年間、恵庭の遠藤牧場で働いていました。
毎日12時間以上働き、1年を通して休みはなかったといいます。
弁護団はその状況を「虐待状態・奴隷労働」だったと主張しています。

毎日の食事は朝食がお湯と卵とごはんのみ。夕食もごはんと缶詰のようなおかずが1品でした。入浴もできず、牛舎の水で体を洗っていたそうです。

さらに3人は、劣悪な生活を強いられただけでなく、合わせて5千万円以上の障害年金が横領されたとも訴えています。

牧場主の家族は「食事はちゃんと食べさせていた」「金は生活費として使った」などと主張しています。

【関連動画】https://youtu.be/fd9sP09rpM0

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