能登豪雨から2ヵ月経ってもまだ断水が続いている珠洲市大谷地区。
仮設住宅への入居が遅れる中、水の出ない自宅で生活を続ける人もいます。
珠洲市大谷地区では現在198世帯が断水していて、11月下旬の解消を目指しています。
21日は中野洋昌国土交通大臣が大谷川周辺を視察し、泉谷満寿裕市長から当時の状況や課題を聞き取りました。
大谷地区の仮設住宅は72世帯分。入居予定だった住民は現在避難所で生活しています。
増井誠二さん(88)の自宅は大谷川のそばにあり、9月の豪雨で床下浸水しました。避難所での生活は心理的な負担になるとして、水の出ない自宅で妻と暮らしています。
大谷地区の仮設住宅では水道の復旧工事が終わり次第住民の受け入れを始める予定で、入居は早くても12月2日ごろの見通しです。