中国・江蘇省の学校で男に切りつけられて8人が死亡した事件で、地元市民からは背景に社会の格差があるのではと不安の声が上がっています。
江蘇省無錫市の職業学校で11月16日午後7時半ごろ、刃物を持った21歳の男に襲われ、8人が死亡し、17人がけがをしました。被害者に日本人はいないということです。
現場近くの住民からは「根本的な問題の格差を解決しないと、事件はなくならない」などと、不安がる声が上がりました。
男は現場で拘束されていて、今年の学校の試験に合格できず、卒業証書がもらえなかったほか、実習先の報酬に不満があったなどと供述しているということです。