暴行受けた娘死亡…逮捕の母「朝に口論」と供述
置き去りとなった子どもたちの自転車。
この住宅の中で女の子の幼い命が失われました。
10月20日、傷害致死の疑いで送検された無職の40代の女。
10月17日から18日にかけて小樽市の自宅で娘の小学校低学年の女の子に複数回殴ったり蹴ったりする暴行を加え死亡させた疑いがもたれています。
「鑑識が来て玄関のところを調べているのを見た。隣の奥さんに『その前に救急車で女の子が運ばれた』と聞いた」（付近住民）
死因は「腸管損傷による腹膜炎」
女の子の死因は腸管損傷による腹膜炎。
腹部に強い衝撃を受けたことで腸の管に穴が開き炎症を起こしたとみられています。
女の子は両親のほかきょうだい4人の7人家族でした。
「ショックだったまさかあの奥さんがと思った」（付近住民）
死亡した女の子は見たことがなかったと言いますが、ほかの子どもたちとの様子について。
「たまに1歳半の子どもを連れて昼ごろ散歩がてら歩いている。その時上の子どもたちお兄ちゃんお姉ちゃんも一緒に走り回っている」「（事件は想像）つかない。こわい顔しないし、穏やかな顔をして歩いている」（付近住民）
親子の間で一体何があったのか。
母親 事件前子育てについての悩みを周囲に打ち明ける
調べに女は…。
「娘が死亡した当日の朝に娘と口論になった」（警察の調べに対し）
ちょうどその頃、別の住民は住宅から漏れ聞こえてくる2人の生々しいやりとりを
耳にしていたといいます。
「女の子が搬送される朝、『もういい加減にして、やめて』と母親が大声で言うと『ごめんなさい、ごめんなさい』と謝る女の子の声が聞こえていた」（付近住民）
女の子はここ1年ほどの間に小学校を休みがちになり、女は事件前周囲に女の子の
子育てに関する悩みを打ち明けていたといいます。
さらに警察のその後の調べで女の子の体には致命傷となった腹部以外にも複数のあざが残っていました。
警察は女の子に対する日常的な虐待がなかったかについても調べることにしています。
