悪質な“パトカーごっこ”に有罪判決です。
■“パトカーごっこ”暴走し…有罪判決
福岡市内を走るタクシーのドライブレコーダーの映像。青信号で交差点を進んだところ、右から来た車が突然、視界に入り、衝突したのです。
赤信号を無視した車の屋根には赤色灯が光っているのが分かります。
サポートセンター
「事故の相手は乗用車ですか?」
運転手
「パトカーだったと思います」
サポートセンター
「パトカー?パトカーですか?」
覆面パトカーと事故を起こしたと思ったタクシー運転手は…。
タクシーの運転手
「覆面パトカーとぶつかったらどうなるんだろうかと頭を駆け巡った」
ところが、覆面パトカーに見える車の意外な正体が現場に駆け付けた警察によって明らかにされます。
タクシーの運転手
「やじ馬が『パトカーを隠蔽(いんぺい)しているのか』と女性警察官に言っていた。女性警察官は『いや、この人たちは警察ではありません』と。その時に『え?警察官じゃなかったの』と」
車はなんと、偽の覆面パトカーでした。
3日に福岡地裁で開かれた判決公判。タクシーの4人にけがをさせたとして危険運転致傷などの罪に問われていたのは、運転していた警察マニアの本村陸被告(24)と助手席に乗っていた仰木康汰被告(26)です。
2人とも執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。