27日の東京市場は、自民党総裁選に大きく動かされました。
1回目の投票で、金融緩和の継続を掲げる高市早苗氏が1位になると、為替は1ドル=146円台まで円安が進み、それにつれて株価も上昇。午後3時の終値は903円プラスで4万円に迫りました。
しかし決選投票で、石破茂氏が逆転勝利すると、ドル円は一気に142円台まで円高が進み、日経平均先物も2000円を超える急落となりました。
マネックス証券 広木隆氏
「まさに“石破ショック”が起きた。石破氏は金融所得課税や法人税引き上げに言及していた。増税路線なのです。マーケットに厳しい経済政策運営になると予想された」
ただ、石破ショックは一過性のものだと、広木さんは見ています。
広木氏
「なぜ自民党総裁選が行われたか。このままだったら今の与党の政権が持たないと。国民の人気のない増税とか厳しい経済政策を打ち出したら、さらに人気がなくなって、今度の衆院選で戦えない。何のために石破氏を担いだんだと、議員からの不満も出ますから、いきなり厳しいスタンスへの大転換はやってこない」
(「グッド!モーニング」2024年9月28日放送分より)
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