■「汗の出る量」調整可能に?
その汗の対策を巡って実は最近、ある大きな発見がありました。
マンダム広報部 木村彩子さん
「どのような仕組みで汗が分泌しているか、きちんと見えるようになり、それに対して働きかける成分がどういうものかも見つけた」
去年10月、大阪大学とマンダムは、世界で初めて人の体は「汗腺が収縮することで汗をかく」というメカニズムを解明しました。
これまでの制汗剤は、汗腺の穴にふたをすることで汗が肌の上に出ないようにする方法でした。しかし、この「汗のメカニズム」発見と、さらに汗を出す汗腺自体を「眠らせる成分」も見つかったため、汗の量を自由にコントロールできる可能性が出てきたのです。
木村さん
「多量の汗をかいてしまうと、ふたをする技術のほうだと、流れ落ちてしまうという持続性に課題があったので。そういったところも、より良くなっていくかなと。(逆に)熱中症とか汗をかきにくい人に、汗をかけるようにするところにもつながる」
とはいえ、体温調節を担っている汗を強制的に止めて問題はないのでしょうか?
木村さん
「効果は一時的なものになっている。悩みで多いのが脇の汗ですが、全体の1%程度の汗なので。心配いただくことはないと思う」
(「グッド!モーニング」2024年8月23日放送分より)
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