6日の日経平均株価は「買い戻し」が広がり、終値としても過去最大の3217円高で取引を終えています。なぜ週末から東京株式市場の日経平均株価が歴史的な乱高下となっているのでしょうか。
■株価 “暴落” から一点 “急騰” SNS嘆きの声続々
南波雅俊キャスター:
6日の東京株式市場、日経平均株価は大幅に反発し、2日からの記録的な乱高下はこの日も続く形となりました。
【東証・日経平均株価 (終値)】
・2日(金)3万5909円70銭(2216円63銭 安)
→ブラックマンデー翌日に次ぐ下げ幅
・5日(月)3万1458円42銭(4451円28銭 安)
→過去最大の下げ幅
・6日(火)3万4675円46銭(3217円04銭 高)
→過去最大の上げ幅
SNSでは嘆く声がありました。
「日経平均株価 上下しすぎてついていけない 笑」
「日本政府が国民にNISAを推奨していたけど大丈夫?ってくらい激しい動き」
「日経平均株価はスリリングで揺れの激しいジェットコースタータイプ」
ホラン千秋キャスター:
このように激しい値動きは初めてです。皆さんも驚いているのではないでしょうか。
産婦人科医 宋美玄さん:
私はNISAをやっているのですが、日本の株を買っていないことや、長期積み立てのような感覚なので、今回の値動きに惑わされないようしようと思っています。
井上貴博キャスター:
世界同時株安になると、相場の底値を探る投資家たちが買い戻す展開になるわけですが、相場の不安はビットコインなどの仮想通貨にも影響しています。私は自分のNISAの運用益がどうなっているのか、気になってしまいますね。
■株価乱高下 アプリも一因? 自動設定で売りが加速か
南波キャスター:
株価乱高下の要因について、みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介主席エコノミストによりますと「株取引アプリの影響も要因のひとつと考えられる」といいます。
株取引アプリはスマートフォンやタブレットで▼国内・外国株式の取引 ▼保有資産の収支 ▼投資信託の発注・管理 ▼AIによる変動分析などができます。
酒井主席エコノミストは「自動設定で『元本割れ直前に売り』などを設定すると自動的に売買する“アルゴリズム取引”の影響で売りが売りを呼ぶ結末になったのではないか」とみています。
その一方で、6日の東京株式市場は記録的な反発となりました。これは5日、マーケットを主導する外国勢が投げ売りした結果、“売られすぎ”状態となった市場で、急落した銘柄を買い戻す動きが広がったからです。
酒井主席エコノミストは「短期で値を戻すということは、アメリカの先行きと日本経済の足もとがそこまで悪くないという表れ。過度に一喜一憂せず、冷静な判断を」といいます。
井上キャスター:
リスク判断は自分の責任で。自分の身は自分で守るということですね。
産婦人科医 宋美玄さん:
ゼロになってもいいくらいのお金しか投資しないのがいいのかなと思います。
ホランキャスター:
自分自身の投資戦略をしっかり決めておかないと、今回のようなことが起きると狼狽してしまいます。改めて見直さなければいけませんね。
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