【もう半年経ったのか…】地震直後と半年後の現地では 石川・珠洲市 #中京テレビドキュメント #能登半島地震

【もう半年経ったのか…】地震直後と半年後の現地では 石川・珠洲市 #中京テレビドキュメント #能登半島地震

能登半島地震の被害にあった石川県珠洲市宝立町。
中島由起さんと英子さん親子。
揺れと津波で倒壊した自宅を追われ、
今年5月から、見なし仮設の1人用アパートで2人暮らしです。

今年1月5日。
珠洲市の観光名所「見附島」近く。

珠洲市宝立町の海沿いの地区。
マンホールは飛び出し、住宅は倒壊。
街が一変しました。

発災直後、この地区でも、消防隊員が活動していました。

発災5日目のこの日。
中島さんたちは、倒れかけた家から、必要なものを運び出していました。

このとき、中島さんが気にかけていたのが。

飼っていた「ノラ」。
発災後から行方がわかっていません。

中島さん親子、発災直後は、高台の学校に避難。
そして、その後は別の学校に。
転々とする生活が続いていました。

避難所となった、珠洲市立宝立小中学校。

多田進郎(ただ・しんろう)さん。
自宅が全壊し、自身もここに身を寄せながら、代表として、避難所の運営を担っています。

当時、この避難所では、
近隣から持ち寄られた食材を使って、炊き出しが行われていました。

発災半年を前にした6月下旬の珠洲市宝立町。

倒壊した家屋から、
思い出の品を運び出すボランティア活動が行われていました。

一時、最大800人が身を寄せた避難所の珠洲市立宝立小中学校。

校庭には、仮設住宅が建設されました。

一方で、いまだ校内で避難生活を続ける人もいます。

発災から半年。
学校は、水が使えるようになっていますが、周辺の家は断水したまま。

自宅での避難を続ける人は、自衛隊のお風呂を利用しています。

今回の能登半島地震で長期化している「断水」。

これまでの他の地震と比べると、解消に時間がかかっています。

珠洲市をはじめ、輪島市などで復旧作業にあたっているのが、名古屋市上下水道局の職員です。

それぞれの家などで漏水がないかどうか、一箇所一箇所チェックします。

作業中、地元の人から漏水の情報がもたらされました。

発災半年を前に、地道な作業が続いていました。

名古屋市内では、
地震に強い水道管への取り換え作業が日々行われています。
名古屋市上下水道局が管轄する水道管の総延長は、8400キロ。

去年3月末時点で、64パーセントが作業を終えていますが、
すべてを取り換えるまでに、あと30年はかかる見通しで、
市は、いざという時のため、水を備蓄するよう呼びかけています。

珠洲市立宝立小中学校。

授業は再開していますが、今通っているのは発災前の半数ほどです。

宝立町の中島さん親子。

雨や風に加え、その後も続いた大きな揺れで、徐々に崩れていく自宅。
いまだ、解体作業は始まっていません。
石川県内の解体完了4.4%(6月24日時点)

ノラは、まだ見つかっていません。
畑仕事が英子さんの日課。いまも、毎日通っています。

2024年7月。
能登半島地震の発生から半年が経ちました。

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