【生活困窮】「手取りが約11万円」大幅円安に外国人講師が悲鳴 “1日1食”の日も「賞味期限切れを買って冷蔵庫に…」(2024.07 19放送)

【生活困窮】「手取りが約11万円」大幅円安に外国人講師が悲鳴 “1日1食”の日も「賞味期限切れを買って冷蔵庫に…」(2024.07 19放送)

日本で働いて18年、神奈川県内の小学校や中学校で英語の授業を行うアメリカ出身の43歳の男性が、生活の困窮を訴えています。

ジェシー・アリさん:
この服(古着店で)500円、500円。壁にあるのも全て500円の服です。スーパーで安くなってるときは、賞味期限切れちゃうけど20%引きだから買って、冷凍庫に入れてます。

日本政府観光局は19日、2024年の上半期に日本を訪れた外国人観光客が約1778万人と過去最多になったと発表。
また、外国人が日本で消費する金額は、4月から6月までの3カ月間で約2兆1000億円に上り、歴史的円安を追い風に四半期では過去最多となりました。

外国人旅行客1人あたりの旅行支出は23万9000円に上り、このペースが下半期も続けば、消費額は8兆円も視野に入るとしています。

一方、長年日本で暮らしている外国人の中には、苦しい生活を訴える人もいます。

アメリカ・カリフォルニア州出身のジェシー・アリさん(43)。
外国語指導助手として小学校や中学校を回り、英会話の授業を行っています。

ジェシーさんは週に5日働いて、月収は手取りで18万円ほど。
春休みがあった3月の手取りは7万6000円ほどに減少し、4月の手取りは約11万円だったといいます。

ジェシーさんは風呂・トイレ・キッチンが共同のシェアハウスに住んでいて、光熱費など込みで8万3000円。3月は赤字でした。

ジェシー・アリさん:
会社は好きですよ。いい会社ですが、給料が足りない。賃金を上げてほしいです。

食費は切り詰めていて1日1食。
学校の給食だけで済ませる日もあるといいます。

ジェシーさんが日本で働き出して5年後の2011年、円相場は1ドル=75円台をつけることもありましたが、2024年は一時160円を突破するなど、大幅な円安。

ジェシー・アリさん:
昔は円高じゃないですか。大学のローンとか借金を返すのは簡単でした。ちょっとだけのお金をアメリカに送ったら、毎月の支払わないといけない分を払えてました。だんだん円安に変わってきましたね。わたしはやっぱり、本当にお金が足りないので。

ジェシーさんは借金も抱えていて、今後、副業を行い収入を増やしたいということです。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

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