「ブロロロロッ」。6月中旬、エンジンの重低音が札幌市手稲区の北海道科学大学キャンパスに響いた。黒く輝くボディー、木製のホイール。約100年前に米国で生産されたT型フォードがさっそうと走る。同大の前身は1924年(大正13年)、北海道で初めて設置された「自動車運転技能教習所」。そこで教習車として使用された車両だ。太平洋戦争下の供出を免れ、整備しながら保管してきた。近年は動かなかったが、8月10日に学校法人創立100周年を迎えるにあたり、教授と学生たちが約3年かけて整備し、よみがえった。
「ブロロロロッ」。6月中旬、エンジンの重低音が札幌市手稲区の北海道科学大学キャンパスに響いた。黒く輝くボディー、木製のホイール。約100年前に米国で生産されたT型フォードがさっそうと走る。同大の前身は1924年(大正13年)、北海道で初めて設置された「自動車運転技能教習所」。そこで教習車として使用された車両だ。太平洋戦争下の供出を免れ、整備しながら保管してきた。近年は動かなかったが、8月10日に学校法人創立100周年を迎えるにあたり、教授と学生たちが約3年かけて整備し、よみがえった。