ワイン、コーヒー、パンなど7月も400品目以上の飲料や食品が値上げ 長引く円安が直撃 (24/06/28 15:47)

ワイン、コーヒー、パンなど7月も400品目以上の飲料や食品が値上げ 長引く円安が直撃 (24/06/28 15:47)

物価の上昇が暮らしを直撃しています。7月も400品目以上の飲料や食品が値上げされる見通しです。

 28日朝、帝国データバンクが公表したデータによると主要食品会社195社が今年値上げをするのは、11月までに1万86品目。

 このうち、7月はワインやコーヒー、パンなど411品目が値上げされます。

 特に目立つのが輸入食品。1ドル=160円前後まで進んだ円安に、干ばつによる不作が重なって大打撃となっています。

 相次ぐ値上げ。名古屋市千種区のスーパーのオリーブオイルを扱う棚では――

「5月の値上げの際は、お客様から多数の反響がありました。オリーブオイル1本で1000円以上のものが大変増え、商品の品ぞろえに関してはすごく悩みました」(サンエース商品本部長 宮下裕基さん)

 買い物客の手に届きやすいよう、今まであまり扱っていなかった小さいサイズの商品を品ぞろえに追加したといいます。

「オリーブオイルは需要が高いもので、お客様がどうしても敏感になりやすい商品。その兼ね合いで他社スーパーがどのくらい値上げをしているか、値上げをしたかの確認の上、売価も含めて確認後に実施するという形です。(今ある在庫はそのままの値段で?)できる限り据え置きで販売したいと思っております」(宮下さん)

コーヒーやパンの値上げも

 ほかにも――

「7月も一部のコーヒーに関しまして、値上げの話がきております」(宮下さん)

 UCC上島珈琲は、7月1日出荷分から、家庭用レギュラーコーヒー54品目を値上げ。店頭価格は20~30%上がる見込みです。

「実際に2~3割上がると報道にある商品でも、企業努力で1割程度(の値上げで)販売予定です」(宮下さん)

 値段のはる容量の大きなものに代わり売れているのものが――

「気分転換で1個ずつ購入できるものの買い上げ点数が増えている」(宮下さん)

 影響はここにも。輸入レーズンの価格高騰を受けて大手パンメーカー各社もレーズンを使ったパンの値上げを表明。

 7月1日納品分からフジパンは約5.7%から11.3%、山崎製パンは平均7.2%の値上げをします。

いまお値打ちに手に入るものは?

 一方で、いま安く手に入るものも――

「岐阜の飛騨のホウレンソウが大変お買い得です(106円※28日の価格)」(宮下さん)

 飛騨が産地の夏のホウレンソウや旬のキュウリなどがお値打ちだということです。

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