医療事故で男性患者が死亡 麻酔時に吐いた物の吸引不足が原因か 4,000万円の解決金支払いで和解=静岡がんセンター

医療事故で男性患者が死亡 麻酔時に吐いた物の吸引不足が原因か 4,000万円の解決金支払いで和解=静岡がんセンター

静岡県立静岡がんセンターは2022年、腸閉塞の手術後に患者が死亡する医療事故があったと発表しました。遺族とは4,000万円の解決金を支払うことで和解が成立しています。

医療事故で死亡したのは当時、静岡県東部に住んでいた70代の男性です。男性は2022年9月、県立静岡がんセンターで腸閉塞の手術を受けた後、誤嚥性肺炎からARDS=急性呼吸窮迫症候群を発症し、その後、死亡しました。麻酔を使った際、吐いた物の吸引が不足していたことが原因とみられます。

病院は医療事故調査委員会を開き、麻酔科の医師が単独で麻酔が効いた状態に導く方法を決め、その方法が間違っていたこと、吐いた物が出た際に「気管支鏡」と呼ばれる気管支の内部をみるカメラで確認を行わなかったことなどが原因で死亡したと結論付けました。

病院は過失があったことを認め、遺族に4,000万円の解決金を支払うことで、2024年3月に和解が成立したと発表しました。

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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/1229787

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