北海道札幌市の円山動物園に6月、徳島県の動物園から「待望」のオスのライオンがやって来ることになりました。
うっすらとたてがみが生え始めたオスのライオン。
「とくしま動物園」の「パーチェ」です。
2022年8月15日、終戦の日に生まれたことから、イタリア語で「平和」を意味する言葉が名前の由来です。
円山動物園では、メスの「イト」と一緒に暮らすオスを探していましたが、飼育していたライオンが2024年になって、メスと判明し、愛媛県の動物園に5月戻ったため、その後任となるのが「パーチェ」ということです。
「パーチェ」の引っ越しは6月中を予定していて、円山動物園は健康状態を見て一般公開の日程を決めるということです。
そもそも、ライオンのオスとメスを見分けるのは難しいようです。
成獣のオスのライオンは、たてがみがあるのでわかりやすいのですが、幼獣の外見は、ほとんど見分けがつかないそうです。
動物研究家 パンク町田さん
よく見たらわかるのですが、(ライオンの性別判断は)比較的難しい。たまに、僕も、小さいときに見て、オスやメスと思っても、しばらくすると、生殖器の位置が(成長して)離れていくことがたまにある。触診する時期を誤ったのでは。性別鑑定をするには時期が早すぎた可能性がある。そのときに毛やへその緒をカットして、それをDNA鑑定したら間違いがない。ライオンやホッキョクグマは(DNAの)サンプルがたくさんある。検体から採取したサンプルを採り間違わない限り、99%の確率で間違えることはないと思う」
愛媛県の戸部動物園では、生後20日に、獣医師や飼育員など複数人で、確認したものの、間違えてしまったそうです。
札幌市の円山動物園では、とくしま動園からくる1歳のオスのライオン「パーチェ」と、メスの「イト」とのカップリングが成功するのかどうか、期待が膨らみます。2024年06月04日(火) 18時11分 更新
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