中国の無人月面探査機が、月の裏側への着陸に成功した。
中国国営メディアによると、中国の無人の月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」が日本時間2日午前7時23分に地球との交信が難しい月の裏側への着陸に成功した。
「嫦娥6号」は今後、世界で初めてとなる月の裏側の岩石や土壌のサンプルを約2kg採取し、6月下旬に地球へ持ち帰ることを目指している。
今回の計画では、フランスやイタリアなどの観測機などが積まれ、国際協力をアピールしているが、習近平指導部は「宇宙強国」を掲げており、宇宙開発分野でもアメリカとの競争が激化している。