【2024.5.14OA】
県内で初めて完成した輪島市の長屋型の木造仮設住宅で、きょうから入居が始まりました。一方で、同じ地区で、まだ仮設住宅への入居が決まっていない人も少なからずいらっしゃいます。
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https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category/society/ktb8d99396f8be4b4ca80feebfb8a3b933
地震直後、一時孤立状態となっていた輪島市の南志見地区の住民が集団で避難している金沢市内のこちらの避難所。
「10時出発予定の輪島市の仮設住宅行きのバスが到着しております」
集落に完成した長屋型の木造仮設住宅に向け、、住民たちがバスに乗り込みました。
「この人たち私ら近所やし安心やね」
(Q南志見に帰るのはいつぶり?)
「私は初めて。みんな行ってますよ。私は初めてだからちょっとドキドキ」
集落の人たちが地元へと帰っていくなか、同じ避難所には、こんな人も。
「さっきも(輪島市に)電話したんだけど」
(Q決まってないんですよね?)
「決まってない」
仮設住宅への入居を申請しているものの、まだ、入居先が決まっていないといいます。
「やっぱり不安やね。ちょっとやっぱり、そんなんなってみんな出て行って私らだけ残ると避難病かそんなようになる可能性あるね。周り見ると誰もいないし」
南志見地区で集団で避難していたこちらの避難所には、一時、100人を超える被災者が暮らしていましたが、その数はだんだんと減り、ここに残るのは10人ほどになるといいます。
「(仮設)住宅をくれるのか、どこか移動するのかね。準備とか自分が落ち着くというか。全然知らされていないもんでね」
避難所を管理する金沢市の担当者によりますと、こちらの避難所の開設は当初、今月いっぱいとしていましたが、来月以降の運営について現在、協議しているといいます。
輪島市の南志見地区に戻ってきた住民たちは、仮設住宅のカギを受け取り、それぞれの部屋に入りました。まだ木の香りがする部屋に入り、さっそく部屋の作りや設備などを見て回っていました。
「上等やん。すばらしい。押し入れもあるしテーブルもあるし言うことない。南志見の空気やっぱりおいしい。お父さんの墓がある以上は、やっぱり守っていかなきゃだしね。都会は住むところじゃない私は。田舎に住まないと。離れられないね」
特に高齢者の心と体の健康を守るために必要な仮設住宅ですが、県では、8月までに希望している人全員が入居できるよう整備を進めています。また、今月20日には、三井地区に新たに68戸、木造の仮設住宅が完成する予定だということです。
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