自民党青年局は、露出の多いダンサーを招いた不適切な懇親会を受けた報告書をまとめました。鈴木青年局長は、この懇親会の影響で、裏金事件をめぐる党の政治改革の議論の中で青年局が力を発揮できなかったとの考えを示しました。
去年11月、和歌山県連が主催した懇親会に露出の多い女性ダンサーが招かれた問題を受け、自民党青年局はおよそ2か月かけて全国8か所で緊急ブロック会議を開き、都道府県連と意見交換をしてきました。
青年局は18日、「党本部等との情報共有を積極的におこなう」といった再発防止策などを盛り込んだ緊急ブロック会議の報告書をとりまとめて公表しましたが、今回の問題が派閥の裏金事件を巡る党の政治改革の議論にも影響を与えたとしています。
自民党・鈴木貴子青年局長
「政治の改革、その中核を担うべき青年局もまた、自らの不祥事により信頼を裏切ることとなり、刷新の原動力として存在を十分に発揮することができなかったことは、“ファーストペンギン”を標榜する青年局の存在意義すら問われる事態である」
一方で、鈴木氏は、自民党がまとめた政治資金規正法の改正案については「不記載を2度と起こさないという意味では、しっかりと責任を果たしている」と評価した上で、「今後、政治の信頼回復を果たしていく必要がある」との考えを示しています。
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