太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が連続して発生し、その影響でヨーロッパをはじめ世界各地で「オーロラ」が観測された。
赤紫色のカラフルなカーテンが、夜空を包み込んだ。
スイス西部のリエクスでは、11日の夜明け前、街全体を覆い尽くさんばかりの大規模な「オーロラ」が発生。
同様の現象はドイツやアメリカなど世界各地で観測され、条件が整えば北海道など日本でも観測される可能性がある。
その原因は、太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」だ。
情報通信研究機構は、日本時間の8日から10日までに大規模な「太陽フレア」を6回確認した。
気象庁の観測所によると、これによって地球の磁気が大きく乱れる「磁気嵐」が起きていて、磁気の変動幅は通常の1日の10倍以上になっているという。
このため、通信などの障害が起こるおそれがあるとして、注意を呼びかけている。
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