江戸時代の風俗画の傑作とされる国宝「彦根屏風（びょうぶ）」が、滋賀県で特別公開されています。
彦根城博物館で展示されている国宝の「彦根屏風」は、彦根藩主・井伊家に伝わり、近代初期の傑作といわれている作品で、江戸時代初期に狩野派の絵師によって描かれたとされています。
背景が一切なく、金箔で覆いつくされているのが特徴で、囲碁や三味線などで遊ぶ人や犬を連れて散歩する女性など、当時の人々の暮らしぶりが細かく描かれています。
来館者
「髪の毛とかまで細かく描かれていて、描写が手が込んでいるなと思う」
学芸員・高木文恵さん
「（当時の）ファッションなどの流行といったものが間近で感じられる絵なので、そこを楽しんでいただけたらと思う」
この特別公開は、５月１４日まで行われています。
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