早くも来週からゴールデンウィークが始まり、車で外出する機会も増えますが、ガソリンの値上がりが続いています。
■値上がり都内200円超も…円安&中東緊迫でダブルパンチ
道路にずらっと続く行列。狙いは、この先にあるガソリンスタンドの特売日です。
特売を行っていた、都内のガソリンスタンド。1リットルあたり通常より7円も安いとあって、多くの人が訪れていました。
60代
「ガソリン価格は本当に気になります。物価高で本当に庶民の暮らしが厳しいので…。安い所で入れないと、家計がとてもつらいです」
このところ、高止まりが続いているガソリン価格。17日に都内を回ると、ガソリン価格が200円を超えている所もありました。現金で入れる場合は、205円となっています。
給油に来ていた人はこう話します。
60代
「これは会社の車だから。ガソリンがもうないんで、もう場所を選ばず入れますけどね」
50代
「あとでレシートを見ると、上がったなという感覚はあります。また戦争が始まりそうじゃないですか。そういうのは、ちょっと不安ですよね」
ガソリンは今、2つのショックに見舞われています。「原油高」と「歴史的な円安」です。
輸入する原油の94%を中東に依存している日本。イランとイスラエルの対立は、原油価格の押し上げ要因です。
そして、原油は一般的にドルで取引されるため、円安が進めば進むほど、輸入で支払うコストが増えます。
ガソリン価格はこのまま上がり続けてしまうのでしょうか?
■ガソリン「GW変動なし」遠出は“地域差”注意
まもなく始まるゴールデンウィーク。車で出掛ける人も多くなりますが、ガソリン価格は今後どうなるのでしょうか?
ガソリン価格比較サイト「ゴーゴーラボ」
宗像祐典代表
「原油価格が上がっていたり、円安の影響もあるので。通常であれば、ガソリン価格もそのまま上がっていくんですけど、ガソリンの補助金が政府で支給されていますので、今年のゴールデンウィークはこのままガソリン価格の変動はないと考えられます」
ただし、遠出をする場合は「地域差」に注意が必要です。
宗像代表
「都道府県ごとで見ても、20円近く差が出てきています。目的地の価格と今、自分がいる場所の価格をチェックしてから、お出かけするといいかなと思います」
補助金がいつまで続くのかも気になるところです。
政府は先月、本来は「4月末まで」としていた期限を「一定期間延長する」と発表したところですが、現在の考えは…。
林芳正官房長官
「いつまでも続けるものではないわけですが、一方で事業(補助)をとりやめることによる国民生活や経済活動への影響を考慮することも必要である」
(「グッド!モーニング」2024年4月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp