読売新聞は、小林製薬の紅麹問題をめぐる報道で、記事で紹介した取引先の企業の談話に捏造があったことを明らかにしました。
読売新聞によりますと、捏造が確認されたのは4月6日夕刊の記事で、小林製薬の健康被害に関連して、原料の紅麹を使っていた企業の反応などをまとめていました。その中で岡山県内の取引先の社長が発言したとされる「補償について小林製薬から明確な連絡はなく早く説明してほしい」などの2か所と、写真の説明に、捏造があったということです。原稿をとりまとめた大阪本社の社会部主任(48)が捏造し、取材をした岡山支局の記者(53)も修正や削除を求めていなかったとしています。
捏造の理由について主任は「届いた原稿のトーンが自分がイメージしていたものと違った」と説明しているということです。
読売新聞は「重大な記者倫理違反」として主任らを処分し、上司の監督責任も問う方針です。
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