夕方、家族で食事に向かう中で遭遇したあおり運転。ドライブレコーダーの映像には、車に乗っていた子どもたちの泣き声も残されていた。
8日、福島市内を走る車の後方を捉えたドライブレコーダー映像には、後ろを走る車が、何度も車間距離を詰めてくる様子が映っていた。
映像には、車内にいた子どもが「ねえぶつかる。イヤだ!」と声を上げ、母親が「大丈夫」となだめる音声も残されていた。
赤信号の交差点に差し掛かると、車は蛇行運転をしながら後ろへ。
運転手は窓から顔を出し、カメラの方を何度も見ていた。
すると、赤信号で停止しているにもかかわらず、後ろの車を運転する人物は、クラクションをならしたり、怒鳴り声を上げてきた。
攻撃的な様子に危険を感じ、信号が変わったタイミングで車線を譲るが、追い越したあとも車は蛇行運転を繰り返しながら走り去っていった。
被害に遭った車を運転していた男性に話を聞くと、危険な車の異変は、はるか後ろから起きていたという。ミラー越しに後方を見ると、運転する車の後ろを走っていたマイクロバスのさらに後ろに、蛇行して車が走っていたという。映像にもその様子が残されていた。
普段からよく利用する道路で、車通りが増えてくる時間帯に起きたという今回のあおり運転。
被害に遭った車を運転していた男性は、「子どもたちは驚いて、恐怖の感じでしたね。食事の店の中に入ってもずっとその話題で、『怖かった』って言ってて。とにかく許せない」と憤る。
一家だんらんの車内を恐怖に陥れた、今回のあおり運転。警察は捜査を進めている。
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