大きな地震が珍しい米ニューヨーク市と周辺で5日午前、マグニチュード(M)4.8の地震が起きた。
米地質調査所(USGS)によると、現地時間5日午前10時23分ごろ、ニューヨーク市から約60キロ西にあるニュージャージー州ホワイトハウス・ステイションを震源に、M4.8の地震が起きた。震源の深さは約4.7キロ。
この地域でこの規模の地震が起きるのは異例で、住民の多くが「今のは何?」「もしかして地震?」などと確認しあう様子が、複数の防犯カメラに捉えられていた。
ニューヨークにある国連本部では安全保障理事会が開催中で、そこでも「今のは地震?」などの声が上がり、議事がいったん中断した。
ニューヨークの有名な高層ビル「エンパイア・ステート・ビル」はソーシャルメディアの公式アカウントで「私は大丈夫」と大文字で報告した。
ニュージャージー州内で歩道にひびが入ったり、棚から物が落ちるなどの報告はあったものの、ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は「命を脅かす状況はない」として、地域のインフラの安全確認を進めていると話した。
ニュージャージー州ニューアークでは、建物の構造に損傷を受けた住宅から住民を避難させた地区があったが、負傷者の報告は出ていない。
ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は、「重大な被害や負傷の報告は受けていない」と述べた。
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