２人が死亡、１０６人が入院するなど健康被害が相次いでいる小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメント。道内でも自主回収や販売中止の動きが…
鈴木麻友記者)
「旭川市内のザ・サン蔵人本店は、通常営業していますが、入り口には自主回収を知らせる張り紙があります」
ザ・サン蔵人を運営する旭川市の「ロバ菓子司」は、小林製薬の紅麹を使っていた一部の商品について、当面の間、販売を休止し販売済商品の自主回収を始めたことを明らかにしました。自主回収の対象は看板商品の「釜蒸し蔵」など４商品で、５０００個以上が販売されたということです。店によりますとこれまでに健康被害は確認されていないということですが、購入者には、食べずに直営店まで持ってくるか電話で問い合わせるよう呼びかけています。
また、化粧品などの通信販売を行う「サンセリテ札幌」は、小林製薬の「紅麹」が含まれていた一部のサプリメントについて販売を中止したと発表しました。すでに販売された商品は自主回収していて健康被害は確認されていないということです。
また、札幌市保健所によりますと札幌市の会社１社が小林製薬の紅麹原料を購入しているとみられ、大阪市保健所から調査の依頼がきているということです。
小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害。厚労省は「被害は増えていく可能性がある」との見方を示しています。
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