裏金問題を巡り、自民党は二階元幹事長らに重い処分を科す案を検討していることが分かりました。
20日、自民党の茂木幹事長が自民党裏金問題について触れ、党改革を改めて強調しました。
自民党 茂木敏充幹事長
「心からおわびを申し上げ、そして反省をし、全く新しい自民党を作っていかなければいけない」
すでに自民党は、いわゆる“裏金議員”80人を来月上旬までに一斉処分する方向で調整に入っています。
今回、安倍派で事実上のトップを務めた塩谷元文部科学大臣と二階派の会長を務めた二階元幹事長に重い処分を科すことを検討していることが分かりました。
自民党の処分は8つで、重い順に「除名」「離党勧告」「党員資格停止」「選挙における非公認」などとなっています。
塩谷元文部科学大臣と二階元幹事長への処分は4番目に重い「選挙における非公認」以上の重い処分とすることで調整されています。
自民・閣僚経験者
「幹部も『悩ましい』と言っていた。実際、これは相当重い判断だ。判断を間違えれば今以上に党内がぐちゃぐちゃになりかねない。ダラダラといつまでも先延ばしにするわけにもいかないし」
また、岸田派の会計責任者が立件されている岸田総理についても何らかの処分が科せられるという見方もあります。
自民・若手議員(岸田派)
「岸田総理は自分への処分もしっかりと考えていると思う。安倍派、二階派を処分するなら絶対に自分も何らか責任は取らないといけないということは分かっていると思う」
自民党関係者
「(岸田総理は)自分が率先して処分されることで、『皆さんも責任を取って下さい』と言いやすくなる」
安部派の幹部・西村前経済産業大臣、下村元文部科学大臣、世耕前参院幹事長についても重い処分とする案が出ていて、来月上旬に決める方針です。
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