「鉄の肺」と呼ばれる金属製の人工呼吸器の中で70年以上過ごし、ギネス世界記録にも認定された78歳のアメリカ人男性が死亡しました。
ポール・アレクサンダーさんは当時6歳だった1952年、世界的に流行していた「ポリオ」に感染し、首から下がまひしました。
アレクサンダーさんは延命のために「鉄の肺」と呼ばれる気圧を増減させて呼吸を助ける大型の人工呼吸器に入れられ、昨年3月には「世界で最も長く生存している『鉄の肺』の利用患者」としてギネス認定されていました。
死因は明らかになっていませんが、先月、新型コロナウイルスに感染していたということです。
アレクサンダーさんは大学を卒業して弁護士として30年間活動し、最近はティックトックを通じて鉄の肺での生活の様子を発信していました。
動画では「何百人もの子どもたちがポリオから守られていない。再びポリオが流行する前に予防接種を受けなければいけない」と訴えていました。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2024
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