経済の停滞が懸念される中国で今、消費者の節約志向の高まりとともに、「格安ショップ」が急増して社会現象となっている。
上海の中心地。高級ショップが並ぶエリアに、大きく張り出された「3元均一」の文字。
日本円で約60円。
こうした格安ショップが今、中国各地で急増している。
上海を中心にチェーン展開する店は、賞味期限間近のものなど「訳あり品」を扱い、割安な値段を実現している「格安ショップ」。
2020年の事業開始から4年足らずで、800店舗にのぼり、今急成長している。
ブランド物の靴や服を、8割引きなどの破格の値段で販売する店舗まで。
さらに、高級スーパーでもアウトレット店を展開し、野菜や果物を格安で販売している。
高品質の生鮮食品が、通常の半額ほどで購入できるため、幅広い層の客で連日にぎわっている。
消費者「どの野菜も安い。バナナやリンゴや卵も安い」、「とてもいいです。庶民にはとても助かる」
デフレに沈む中国、全人代で示された経済政策は、トンネルを抜け出す特効薬になるか注目される。
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