映像や音響などの最新の技術を駆使してイマーシブ=没入感を体験する施設やコンテンツが次々と登場しています。エンターテイメントから始まる新たな可能性を探りました。
■「イマーシブ=没入感」体験広がる
現実世界に現れた空飛ぶクジラ。一方、目の前に広がる江戸遊郭の街並み。この世界に足を踏み入れた観客たちは物語に巻き込まれていきます。
今、エンターテインメント業界では、こうしたイマ―シブ=没入型の施設が続々と登場しています。1日、東京・お台場にオープンしたのは観客が演劇の登場人物になったような「没入」感を体験できるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」です。完全屋内型テーマパークとして国内屈指の面積を誇り、12のアトラクションを備えています。そのすべてが“完全没入型体験”のみで構成されている世界初のイマーシブ専門のテーマパークです。
観客は傍観するのではありません。観客も事件に巻き込まれ、その世界を体験することができます。
現実空間に現れた巨大な光の彫刻。光が押し寄せ、人を飲み込んでいきます。チームラボが世界最先端の技術を駆使し、麻布台ヒルズにデジタルアートの美術館をオープンしました。人が光に触れると変化し、自分が作品の一部になったような没入感を体験することができます。
アップルが開発した現実空間と仮想空間を重ねて見ることができるゴーグル型の端末です。AR(拡張現実)と呼ばれ、没入感を現実の世界に広げることができます。この端末を利用して新たな空間を生み出そうしている会社です。
STYLY 渡邊信彦取締役
「すごく楽しい体験をしていただければと思っている」
実際の部屋の中に車を置くこともできます。好きな動物も作り出すことができます。
STYLY 渡邊信彦取締役
「もっと没入体験、現実の世界を広げて没入させようとそんな風になっている。デジタルの力を使うことで好きな空間を好きに作れる。そんな未来が近くまで来ている」
今、技術の発達によってエンタメ業界に巨大な文化・産業が誕生しつつあります。
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