愛知学院大学薬学部の50代の元教授が在籍時に、国の科学研究費助成事業の申請書に虚偽の業績を記載し、補助金3978万円を不正受給していたことが分かりました。大学はすでに国に返還しているということです。
愛知学院大学によりますと、薬学部の50代の元教授は在籍時に、国の科学研究費助成事業に申請する際、架空の論文を記載したり、他人の論文に自身の名前を追加したりするなどして、補助金3978万円を不正に受給していました。
不正受給した補助金は人件費などの研究費に使われ、私的流用はなかったということです。
この元教授は2016年の大学採用時に虚偽の記載をした業績を大学側に提出したことも判明し、去年4月に諭旨退職しています。
不正受給した補助金について、大学はすでに国に返還しているということですが、補助金の一部を元教授に賠償請求する意向です。
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