大谷選手が取材対応 一問一答 開幕戦出場へ「十分間に合う」 愛犬の質問に笑顔で「good」 米留学・佐々木麟太郞にエール

大谷選手が取材対応 一問一答 開幕戦出場へ「十分間に合う」 愛犬の質問に笑顔で「good」 米留学・佐々木麟太郞にエール

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が、このキャンプで2度目となる実戦形式の打撃練習に臨んだ。

ロサンゼルス・ドジャースでの第2号に期待がかかったが、日本時間22日はお預け。

その後、キャンプ3回目となる取材に応じ、11個の質問に答えた。

まず聞かれたのは、開幕戦に出場する目安として、ロバーツ監督が挙げた50打席に立つこと。その見通しは?

1問目「監督が開幕までに50打席と言っていたが?」
大谷選手「十分間に合うとは思いますね。ビジョン(室内のピッチングマシン)でも入れる。今も5打席くらいは打ってきましたけど、十分じゃないかなと。早い段階でトータルでは50にいくんじゃないかなと」

2問目「きょうのライブBPも50打席に含まれる?」
大谷選手「ビジョンも僕的には含まれてはいるので、あとは実際の試合、オープン戦に出てみてまったく問題ないのであれば、トータルで50というのは、すぐいくんじゃないかなと思います」

“ビジョン”と呼ぶ映像付きのマシン打撃も50打席に含まれるとし、それらの打撃と実戦との違いについてはこう答えた。

3問目「実際の試合とビジョンではあまり変わらない?」
大谷選手「そこまで変わらないですね。実際ゲームに出たときのアドレナリンや集中力というのはもちろんありますけど、確認したいのはタイミングを外された時のスイングだったりとか、詰まったときのスイングのリアクションを確認したいということだけなので」

4問目「実戦のオープン戦でしか得られないものは?」
大谷選手「(試合では)観客、ファンの人が入ったりとか、実際にアンパイアがいたりとかっていう環境とは、多少違う。出力的には違うので、そこはおそらく変わらないかなと。大丈夫じゃないかなと思いますけど、多少違うかなと思います」

そして、手術を受けた右ひじの回復については、上々の手応えを示した。

5問目「ここ数日の打撃練習の肘の感じは?」
大谷選手「(打撃練習での)感覚もよかったですし、肘の感じも実際、中で振ってみてあまり気になるところはないので、今のところは順調にきているかなと思います」

6問目「予想以上にリハビリが進んできている?」
大谷選手「スケジュール通りにはきているので、スケジュール通りよりかは感覚がいいというのは、いいことだと思いますし、特にすごく早まっている感じではないので、予想通りの感じできているかなと思う。驚くということはないですけど、安心しているところは多少はあるかなという感じです」

7問目「バッティングフォームは背筋が伸びている?」
大谷選手「今は変わらないです。変わらないですというか、微調整はしますけど、どんなときも。やることは特には変わっていないので、とりあえずは自分のいい感覚を、まずはこの時期なので早く取り戻していく。実戦の中で取り戻していくというのは一番最初にやるべきことかなと思います」

このキャンプ中、午後1時過ぎには施設をあとにしている大谷選手。
帰宅後もトレーニングをしているのかと問われると…。

8問目「練習後も宿舎に戻りトレーニングする?」
大谷選手「いや、基本はしないですね。キャンプはもうやることやったら帰る。ことしはピッチングとかもないので、ボリューム的にも余裕はありますし。だいたい1日おきにバットを振っているので、ここから連日で入ることはあると思いますけど、今のところは結構楽な、楽なというか、ある程度時間に余裕は持っているかなと思います」

9問目「家でまったりワンちゃんと過ごす?」
大谷選手「そうですね。ほかの仕事がある日ももちろんありますし、それがあるのも、もうちょっとオープン戦が始まるくらいまでかなと思いますけど、今のところはそんな感じで過ごしています」

キャンプ中の余裕を持った過ごし方を明らかにした大谷選手。
そして、アメリカの記者からは、大谷選手を思わず笑顔にする質問が飛んだ。

10問目(アメリカの記者)「ワンちゃん元気?」
大谷選手「He is good(彼は元気)」

アメリカの記者「まったく投げる練習はしていない?」
大谷選手「…No」

最後には、名門スタンフォード大学に進学する母校・花巻東の後輩、佐々木麟太郎選手にエールを送った。

11問目「後輩・佐々木麟太郞選手へのアドバイスは?」
大谷選手「アドバイスはしていないです。もう頑張ってほしいっていうだけだと思うんで。素晴らしい選手だと思いますし、どこにどういうふうなルートで、将来どういうふうになりたいかは本人が一番考えていると思いますし、こちら側がとやかく言うことではないですし、どういう道に進んでも本人が納得できれば、素晴らしいことではないかなと思います」

FNNプライムオンライン
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