旧統一教会との関係が問題視される中、衆議院に提出された盛山文科相の不信任決議案が、このあと採決される予定で、「政治とカネ」の問題とあわせ野党側が攻勢を強めている。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・福井慶仁記者が中継でお伝えする。
新たな疑惑が出たものの、岸田政権として盛山文科相続投の方針に変わりはなく、立憲民主党が提出した不信任案は否決される見通し。
立憲民主党・安住国対委員長「かなり選挙運動を密接にやってもらってたということは、もう明らかになったとは思う。(不信任案の採決で)多くの賛同を得ることを願っています」
不信任案は、20日午後1時からの本会議で採決されるが、自民党は、党幹部らの会合で「粛々と否決する」ことを確認し、野党の一部も反対する方針。
ただ採決のあと、今度は、派閥の資金事件を受けた政治倫理審査会をめぐる駆け引きが加速することになる。
安倍派・二階派の51人の衆議院議員の出席を野党側から求められ、自民党はそれぞれの議員の意思の確認を進めている。
安倍派幹部「5人衆」の1人は、「国会運営に迷惑をかけられない」として出席する意向を示しているが、党幹部は「全員なんてとても無理だ。出席は4~5人ではないか」との見通しを示している。
野党側は、対応次第では証人喚問も視野に、徹底追及する構え。
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