厚生労働省は酒に含まれるアルコールの量によって健康へのリスクが高まることを示した「飲酒ガイドライン」を初めて作成しました。
飲酒ガイドラインは国がアルコールによる健康障害の発生を防止する目的で作成し、公表しました。
ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は「一日あたりの純アルコール摂取量が男性40グラム以上、女性20グラム以上」とされています。
「純アルコール量20グラム」はアルコール度数が5%のビールの場合、中瓶1本=500ミリリットルに相当します。
そのうえで、過度な飲酒はアルコール依存症や肝疾患、がんなどの病気を発症しやすくすると明記されました。
また、健康面だけでなく、行動面のリスクとして暴力行為を起こしたり金銭や機密書類、USBメモリを紛失したりする危険もあるなどの例が挙げられました。
厚労省は年齢や体質、その時の体調によっても影響は変わるとしたうえで、ガイドラインを通じて自分に合った飲酒量を決めてほしいと呼び掛けています。
今後、リーフレットなどを作成して周知する予定です。
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