旧統一教会の友好団体から選挙支援を受けていたと報じられ、「記憶にない」などと曖昧な答弁を繰り返してきた盛山文科相。
友好団体の幹部が、FNNの取材に応じた。
“統一教会”友好団体の幹部「応援した盛山先生が文科大臣になられて、日本の教育をよりよくしていただけたらうれしいなと」
一方で、盛山大臣が教団の解散命令を担当することに対して…。
“統一教会”友好団体の幹部「とんでもないことをしてくれるなと思いました」
旧統一教会による「推薦確認書」へのサインは、したのか、していないのか。
教団との関係をめぐり、答弁が迷走している盛山文科相。
盛山大臣が2021年の衆院選を前に、教団の友好団体から推薦状を受け取ったとされる写真。
盛山大臣の隣に写る友好団体の幹部が、FNNの取材に応じた。
“統一教会”友好団体の幹部「盛山先生を席に案内して、推薦確認書がありまして、『しっかり見ていただいて、よければサインしてください』と、『(サイン)していただければ、わたしたちはしっかり応援します』とお伝えしたうえで、わたしは司会席におりましたので、『書きました』と本人がおっしゃって、わたしに手渡された」
教団が掲げた政策に賛同を示す推薦確認書に「盛山大臣がサインするのを目の前で見た」と証言した。
盛山大臣は、これまで…。
盛山文科相「サインしたかどうかについては、まったく記憶がございません。記憶がございません!」
しかし、友好団体の幹部はこう反論する。
“統一教会”友好団体の幹部「盛山先生は東京大学も卒業されていて、実に頭脳は聡明(そうめい)です。『記憶にない』ばかり連呼されると、ちょっとおかしいんじゃないのと、周りの誰かに言わされているのではないかと、かわいそうに思いますね」
さらに友好団体の複数の信者は、衆院選で支援するため、盛山大臣の後援会の名前を使い、電話で投票を呼びかけたという。
選挙支援を証言 “統一教会”の信者「できるだけたくさんの方に支援していただこうということで、多いときには1日200件とかありました。かけたのは(トータル)数千件かな」
しかし、盛山大臣は13日に会見で、語気を強めて支援を否定した。
盛山文科相「私の方から選挙支援の依頼をしたという事実はございません! 事務所以外のところで何が行われていたかを知り得る立場にありません」
友好団体の幹部は、岸田首相が衆院選の応援演説に来た際、およそ70人の信者を動員したとも証言。
さらにこの時、盛山大臣からハグをされたという。
“統一教会”友好団体の幹部「盛山代議士が歩道橋の近くに立っておられて、わたしが近づいてくるのを見つけて、『お世話になっています』ってハグまでされまして、いつも素っ気ない人なのにハグまでされるなんて人格が豹変(ひょうへん)したのかと」
しかし、13日の国会では…。
立憲民主党・山岸議員「統一教会の関係の方とハグをした、これは事実ですか?」
盛山文科相「私どもの年代でハグをするというのは、まず普通はあり得ない。私としては、まったく記憶にありませんし、そういうことをすること自体が考えられません」
昭和28年生まれの盛山大臣は「ハグをする習慣はない」と否定。
双方の主張は食い違いを見せる展開となっている。
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