能登半島地震でも課題として上がった、真冬の避難所生活。寒さの厳しい北海道での備え、災害が起きる前の準備が大切になります。
元日に起きた、能登半島地震。寒い真冬に起きた大地震、今なお被災地では多くの人が避難所で暮らしています。
北陸よりも寒さが厳しい北海道で大きな災害が起き、避難所で暮らすことになったら・・・
「この中で肌を出せるか着替えられるかとか体感してもらえたらと思う」
4日夜、札幌市東区の小学校の体育館。市が主催した真冬の避難所生活の体験イベントです。
永山友菜記者)
「ここの体育館の中の気温はこちらの気温計で5.4℃となっています。下から冷気が伝わってきて足がキンキンに冷えています」。
参加したのは、小学生から高齢者までのおよそ30人。まず実感したのは、床の冷たさです。
体験者)
「これで寝れないよね」「一晩は過ごせない気がする。足の裏が冷たくて」。
底冷えを少しでも和らげるために役に立つのがマットやアルミシート。さらに、自宅などにある新聞紙も活用できます。
体験者)
「足もとに新聞を置いてみたけどあったほうがあったかい」
体験者)
「(新聞を)丸めてコートの中に入れました入れているところはあったかいですね」。
能登半島地震でも活用された「ダンボールベッド」。
冷たい床に身体をつけず寝ることができ暖かいという声も。
また、天井が高い体育館よりもテントの中の方が早く暖まります。
テントの中の子たち)
「暖かい、暖かいです」
寒さとの戦いでは食事も重要になります。水を入れるだけでご飯になる「アルファ化米」ですが。
「冷たっ。冷たい・・・」
冷たいご飯を温める工夫として、例えば発熱剤に水を注ぐと高温の蒸気が発生する防災グッズも役に立ちます。
参加者)
「やっぱりご飯が暖かいだけでこんなにこう心が満足するっていうのは今回で感じました」、「これだけ寒いんだったら、石川の人大変だなと思いました。一生懸命水とか災害食も少しは溜めていますけどまだまだできることはあるなと思いました」。
防災したっけ・水口綾香代表)
「『何もないのが災害だから』ということであるもので対応しないといけないんだっていうのを実際聞く、なんですけど北海道のこの寒さは何もなしで対応できるほど甘くない。少しでも対応できることを増やしておくことが非常に大切だと思います」。
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