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社会学や精神分析など様々な学問に多大な影響を残した人類学者、グレゴリー・ベイトソン。
『ダブルバインド』や『メタメッセージ』などを提唱し、「精神」を個人に内在している性質ではなく、環境との関係性の中で現れてくる時のコンテクストに応じた性質であると捉えた人物として知られている。このベイトソンについて、「世界はいかにあるか」ではなく「私たちは世界をいかに知ればいいのか?」を問うてきたと指摘するのが、ベイトソンを長年研究してきた、米文学者でポピュラー音楽研究者の佐藤良明氏だ。佐藤氏によれば、“未開民族、統合失調症、生物の対称性、進化と学習といった広大で茫漠とした領域を跋渉した“ベイトソンは「ボヘミアンな科学者」だという。
ベイトソンが探求した世界を知ることは、今なぜ大切なのか?「精神」とは何か?そして、AI時代における「世界」とは?佐藤良明を案内人として、落合陽一が「ベイトソンの世界」を巡る。
ゲスト:佐藤良明(東京大学 名誉教授)
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