紅茶の入れ方を巡って、イギリスとアメリカが外交論争に発展しています。
紅茶と言えばイギリスですが、アメリカで提案された紅茶の入れ方に、イギリス人は怒っています。
きっかけは、アメリカ・ブリンマー大学の科学者、ミシェル・フランクル教授が1月24日に発表した著書です。
紅茶の「完璧な入れ方」として、食塩をひとつまみ加えることで、紅茶の苦みを抑えられるなどと分析したのです。
イギリス人
「正直に言うと、紅茶に食塩はめちゃくちゃです」
アメリカ人
「(紅茶に食塩を入れる人と)一緒にしてほしくないです。私のやり方ではありません。それは間違った紅茶を飲むことになります。食塩はやめて」
アメリカのCNNは、「250年前のボストン茶会事件以来となるアメリカとイギリスの外交論争が勃発している」と伝えています。
こうした事態を受けて、ロンドンのアメリカ大使館は声明を発表し、今回の紅茶論争が両国の特別な関係を揺るがす事態になっていることを認めました。
そのうえで、「イギリスの国民的飲み物に塩を加えるというあり得ない考えは、アメリカの公式な方針ではない」と釈明しました。
(「グッド!モーニング」2024年1月26日放送分より)