新型コロナの感染者が増えています。第10波に入ったという愛知県では、小児科に患者が続々と訪れていました。
「愛知県は新型コロナ感染症の第10波に入ったと認識せざるを得ない」(愛知県 大村秀章知事)
愛知県では、1週間の1医療機関あたりの患者数が平均で14.17人と8週連続で増加。
全国平均である8.96人を大幅に上回る結果となり、注意を呼びかけています。
名古屋市にある「みわた小児科」には、午前8時半の診療開始直後から次々と患者が訪れていました。
先週金曜日に3歳の息子が新型コロナに感染し、この日病院を訪れた父親。検査したところ、新型コロナに感染していました。
また今シーズンで2度目のインフルエンザの診断を受けた人もーー
「今シーズンすでにA型にもかかって、きょうこれでB型という形ですね」(子どもがインフルエンザに感染)
通っている小学校でも注意が呼びかけられているといいます。
出したい薬が出せない状況も…
みわた小児科では、先週1週間で24人がインフルエンザまたは新型コロナと診断されました。
「今年になって患者さんも減っていたんだけど、学校が始まってやっぱり急に増えた。熱の患者さんとか咳の患者さんが増えた印象です」(みわた小児科 三輪田博介院長)
患者が急に増え、こんな問題もーー
「『かぜ薬が足りない』とか『せき止めがない』とか、そういう出したいお薬が出せないということは起こっています。せき止めに関しては、例えば、気管支を広げるお薬だったり、そういうのも対応したり、痰の切れをよくする薬を出したりとか、せき止めの薬はないけれども、これで咳を出しやすくするというようなことをやったりしてますね」(三輪田博介 院長)
感染しないためには、基本的な対策が大切だと話します。
「もう一度皆さん思い出して、手洗いうがいを本当にしっかりしていただきたいなという、それで予防できるかどうかは分からないけど、その心構えという意味合いも含めて、しっかり体を休めることも大事だと思うし。無理せずにということですね」(三輪田博介 院長)
(1月22日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)