和歌山県のトンネルの施工不良問題で施工会社が謝罪しました。
(淺川組 西口伸社長)「謹んでお詫び申し上げます」
2022年、和歌山県の那智勝浦町と串本町を結ぶ「八郎山トンネル」で天井部分に空洞が見つかりました。本来コンクリートの厚さは30cm以上必要ですが、最も薄いところでわずか3cmしかありませんでした。
今年1月17日、工事を施工した和歌山市の建設会社が会見を開き、一連の問題について謝罪。2023年12月12日から補修工事が始まったことなどを明らかにしました。
(淺川組社外取締役 松川雅典弁護士)「上に相談しても、それはお前が考えるこっちゃお前がやれ、というふうなことで突き返されてしまう。現場所長も本社に相談しても埒が明かないと初めから思い込んでいるんですよね。そこがやっぱり問題なので」
この問題では、コンクリートの厚さ検査について、必要とされる136回のうち6回しか行われていなかったことが判明しています。
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