■小3長男“置き去り”母親を逮捕
近所の人が真面目そうに見えたという母親。保護責任者遺棄の疑いで逮捕・送検された会社員の芥里菜容疑者(25)です。
去年10月27日ごろから約2週間にわたり、当時8歳の長男を自宅アパートに置き去りにした疑いが持たれています。
■「ママ帰ってこない」助け求める
事件が発覚した去年11月9日。
警察に通報した近所の人
「夕方の5時ごろにインターホンが鳴って、玄関に出て『どうしたの?』と聞いたら『ブレーカーが落ちちゃった』と。『電気が付かない』みたいなことを言ってたので」
「ママが帰ってこない」「自宅の電気が使えない」と助けを求めに来たのは数回、見掛けたことがあるものの付き合いのない芥容疑者の長男でした。
警察に通報した近所の人
「雰囲気的には淡々と答えているような感じで。『何でブレーカー落ちちゃったのかな』と言ったので『電気を使い過ぎちゃったりすると落ちるよね』と話をしたら、『そんな使ってないんだけどな』と言われたので」
芥容疑者は長男と2人暮らし。料金を滞納していたのか、電気は止められていました。
警察に通報した近所の人
「お母さんは連絡しているけど仕事に行ってるみたいなことを言っていたので。『連絡取れない』と言ってて、『携帯の充電も切れそう』と。『いつから帰ってきてない?』と聞いたら、最初は2、3日みたいな言い方をしてて。聞いていると、もっと前から帰ってきてないのかなと」
この時点で約2週間、放置されていた長男。芥容疑者が置いていったレトルト食品や祖母が送ったカップ麺などを食べていたため栄養状態に問題はなかったものの、学校には行っていませんでした。
芥容疑者は長男を置き去りにしたまま交際相手の男性宅に滞在していました。
警察に通報した近所の人
「『いつ帰ってくるかな』と、ぼそっとつぶやいていたので、待っているんだろうなと。やっぱりお母さんのことが好きなんだろうなという印象を受けた」
取り調べに対して芥容疑者は容疑を認め、「子どもとどう向き合うか悩んでいた」と供述しています。
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