能登半島地震の発生から生存率が下がるとされる72時間を超えて救助された80代の女性について、女性の長男がその時の様子を語りました。
(浅川将輝記者報告)
救出された女性は住宅の1階部分から救出されました。落ちてきた2階によって1階部分が完全に押しつぶされてしまったような状況です。
地震発生からおよそ72時間が経過した4日午後4時半前に、80代の女性が大阪市消防によって救出されました。女性は病院に搬送されましたが、意識はあるということです。
ただ、2人で暮らしていた女性の58歳の次男が女性に覆いかぶさるようにして亡くなっていたということです。
救助された外節子さんの長男 外武志さん(60)
「弟が母をかばっていて…それで母が…。(弟が)そばにいてその体温で低体温がある程度防げたんじゃないかな」
現在も輪島市では自衛隊や消防などが、倒壊した住宅に取り残された人がいないか懸命な捜索活動を続けています。
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