元日の午後4時10分ごろ、最大震度7の地震に襲われた、石川県の能登半島。建物の倒壊、津波、土砂崩れ。未曾有の被害に見舞われました。
きのう3日、避難所になっている輪島市内の輪島中学校を訪れました。
「中学校の裏手にあるグラウンドなんですが、大部分が崩れてしまっています」(記者リポート)
食料も十分に確保できていませんが、避難してくる人は後を絶ちません。
取材班は、高齢の女性をおんぶして避難所にやってきた若い男性に声をかけました。
「バスでおばあちゃんたちが来たので、手伝っていました。」
おんぶしていた女性は男性の親族ではなく、見ず知らずの方だそう。
「ありがとう。ありがとう」
「おばあちゃん。元気でよかったね」
杖をついてゆっくり歩く女性をおんぶして、避難所の入り口まで連れて来たと言います。
「避難所には小さい子もいればお年寄りもいるので、食料だけでも欲しいなというのがみんなの願いですね。みんなで励まし合って、食料もみんなで分け合っているので大丈夫だとは思うんですけど」
(1月4日 newsおかえりで放送)