自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、池田佳隆衆議院議員の議員会館にある事務所などに、東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。
(社会部・岩下耀司記者報告)
特捜部が初めて、個別の議員側への家宅捜索に入りました。27日午前11時前、特捜部の係官ら7、8人が後ろに見える議員会館にある池田議員の事務所に家宅捜索に入りました。
また、名古屋市内の地元事務所でも捜索が行われています。
関係者によりますと、池田議員側には安倍派の政治団体「清和政策研究会」から去年までの5年間でパーティー券の販売ノルマを超えた収入のおよそ4000万円がキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。
安倍派では20年以上前からキックバックが継続して行われていたとみられ、特捜部はこれまでに派閥の事務所への家宅捜索を行ったほか、所属する議員や幹部ら5人からも任意で事情を聴いています。
5人は不記載について関与を否定したということです。
特捜部は押収した資料などを分析し、実態解明を進めるとみられます。
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