ダイハツの不正問題。第三者委員会の報告書で、事態を招いた社風が明らかになりました。
ダイハツ工業が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題。不正は古いものだと34年前から続いていて、第三者委員会は報告書で「社風」と厳しく指摘しました。
(第三者委員会 貝阿彌誠委員長)「短期間開発の強烈なプレッシャーの中で追い込まれた従業員が不正行為に及んだ」
なぜ何年も不正が続いていたのか。調査報告書によりますと、ダイハツでは2002年度から「社員の声」として内部通報制度が運用されていましたが、今回の問題が通報された実績はなかったといいます。一方、第三者委員会による従業員へのアンケートではこんな声がありました。
【回答より】
「内部通報を行っても監査部が直接、事実確認する事は無く、隠ぺいされるか通報者の犯人探しが始まるだけ」
また、上司とのやりとり関しては…。
【回答より】
「上司が『なんでも相談してくれ』というものの、実際に相談すると『で?』と言われるだけ」
実際に現場で働く従業員からも次のような声が聞かれました。
(工場の従業員)「上との風通しが悪かったというのが(不正の)原因なのかなとは思っています」
(工場の従業員)「短納期が(不正の)原因だと思います。(Q過度なプレッシャーが背景とされるが?)正直あると思います。みんな急いでやっているので」
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